高血圧に悩む人におすすめの機能性表示食品

皆さんのなかに、血圧に関する悩みを抱いている人はいませんか。高血圧対策として、日常生活を見直して、食事の摂取法を工夫している人もいることでしょう。ここでは、高血圧で悩む人におすすめの機能性表示食品をご紹介します。

身近にあるスーパーやドラッグストアで購入できる商品を中心に取り上げていますので、気になる商品があれば、買いに行って下さい。

関連:機能性表示食品の落とし穴。分析頻度は1度きり?

減塩メニューは味気ないもの?

塩分の摂り過ぎは、高血圧を招く原因となります。減塩メニューは何となく味気ないというイメージを抱いている人もいるかもしれませんが、最近では味にこだわって作られた減塩タイプの機能性表示商品も増えてきました。

多様な選択肢から、自分の身体に合う商品を選べる時代、美味しくて体にもやさしい機能性表示食品を選ぶようにしましょう。美味しさと減塩を両立できる食品があれば、食生活の改善が楽しいものになります。

キッコーマン「いつでも新鮮大豆ペプチド減塩しょうゆ(だし入り)卓上ボトル」

最初にご紹介する機能性食品は、和食作りに欠かせない醤油です。大手醤油メーカーのキッコーマンが製造販売している「いつでも新鮮大豆ペプチド減塩しょうゆ(だし入り)卓上ボトル」は、一般的な濃口しょうゆに比べて、食塩を50%カットした商品です。

普段使っている醤油をこの商品に置き換えることで、高血圧を改善する効果が期待できます。昆布だしを入れることで、旨味がしっかり伝わる味に仕上がっていて、減塩の物足りなさを感じさせません。1滴ずつ醤油が注げるように、ボトル形状にも工夫が凝らされていて、醤油のかけ過ぎを防ぎ、減塩生活を心強くサポートしてくれる商品です。

マルハニチロ「減塩 さんま蒲焼」

次にご紹介するマルハニチロの「減塩 さんま蒲焼」は、忙しい時にも便利な減塩タイプの缶詰です。缶詰は、普通の食事と比べて味が濃いめの物が多く、塩分の摂取量も多くなりがちですが、減塩タイプを選べば、安心して食べることができます。

マルハニチロの「減塩 さんま蒲焼」は、通常のさんま蒲焼缶と比べて、塩分が25%カットしてあるだけでなく、中性脂肪の低下に効果的なDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれていて、健康向上に役立ちます。

マルハニチロの減塩タイプの機能性表示食品には「減塩さばみそ煮」の缶詰もあります。減塩の食事を一からきちんと作ろうとするのは、なかなか大変なものです。日持ちがする缶詰を常備することで、ストレスフリーな減塩生活を継続させて下さい。

日清オイリオ「日清健康オイルアマニプラス」

健康や美容効果の高さが注目されているアマニ油には、αリノレン酸が含まれています。αリノレン酸には、血圧を下げる効果があるため、高血圧に悩む人は積極的に摂取するようにしましょう。アマニ油そのものにはあまり馴染みがないという人は、アマニ油を配合した商品を利用するのがおすすめです。

αリノレン酸を含むアマニ油を配合した機能性表示食品のなかから、日常の食生活に欠かせない調味料をご紹介しましょう。日清オイリオの「日清健康オイルアマニプラス」は、食用油として馴染みのあるなたね油をベースにして、アマニ油やこめ油をブレンドして作られています。

食用油のなかで初めて機能性表示食品の表示をした商品で、コレステロールがゼロという点も、健康志向の人から支持されています。炒め物や揚げ物に、ドレッシング作りに、と様々な用途で使用する食用油を機能性表示食品に置き換えることで、賢く体質改善をして下さい。

キューピー「アマニ油マヨネーズ」

続いてご紹介するのは、マヨネーズの製造販売の大手として知られるキューピーの「アマニ油マヨネーズ」です。「アマニ油マヨネーズ」には、アマニ油が30%配合されていて、αリノレン酸を効率よく摂取することができます。

約大さじ1杯の「アマニ油マヨネーズ」には、約2.6gのαリノレン酸が含まれていますが、これはαリノレン酸の1日の摂取目安量にあたります。健康にはあまり良くないというイメージを抱いている人もいるマヨネーズですが、優れた機能性表示食品を選び、適量を守って摂取することで、健康向上を目指すことも可能です。

GABAを含む機能性表示食品

ここで、血管を収縮させる原因となるノルアドレナリンの分泌を抑え、血圧を下げる機能があるGABAを含む機能性表示食品をご紹介しましょう。ヤマモリの「ギャバつゆ」は濃縮タイプのつゆです。うどんやそばのつゆとして使う以外にも、和え物や煮物作りにも活用できます。

一日あたり小さじ4杯(20ml)を目安に摂取して、GABAを効率よく体内に取り入れて下さい。高血圧によい食事を心掛けてから、好きだったカップ麺を口にする機会がなくなったという人もいるのではないでしょうか。

エースコックの「だしの旨みで減塩」シリーズのカップ麺は、GABAが配合されているだけでなく、塩分40%カットで仕上げた血圧が高めの人にも嬉しい機能性表示食品です。小海老天そば、鶏炊きうどん、中華そば、と味のバリエーションが豊富なところも、大きな魅力です。

日本で初めての機能性表示食品のカップ麺をぜひ試してみて下さい。

GABAを含む野菜や果物

機能性表示食品と聞くと、これまでに紹介してきたような加工食品を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、最近では生鮮食品にも機能性表示食品が増えてきました。高めの血圧を下げる機能を持つGABAを含むドールのバナナや、長野県JA産えのきたけがその例です。

ドールのバナナの場合、「ドールバナナ」をはじめ「スウィーティオバナナ」や「低糖度バナナ」などが機能性表示食品です。青果売り場で品物を選ぶ際にも、機能性表示食品の表示に注目し、積極的に選ぶようにしましょう。

主食である米からGABAを摂取するのもおすすめです。全農パールライスの「無洗米GABAコシヒカリ」は、通常精米のと比べて約8.2倍ものGABAを摂取できるお米です。発芽米や玄米は、白米とは味や食感が異なるため、好き嫌いが分かれますが、「無洗米GABAコシヒカリ」は白米と同じように食べられます。

また、洗わずに炊飯器にセットするだけで簡単に食べられることから、毎日の食卓に取り入れやすいのも魅力です。

機能性表示食品を上手に取り入れた高血圧対策をしよう

皆さんにもお馴染みの食品や調味料を中心にご紹介しましたが、気になる商品は見つかりましたでしょうか。高血圧対策に関しては、医療機関を受診して医師の指示に従って生活を改善する姿勢が大切ですが、機能性表示食品を取り入れることでも、症状を改善する効果が期待できます。

機能性表示食品を上手に活用して、健康な体づくりをして下さい。